ゲーム用の端末は、家で腰を据えて使うものと、外へ気軽に持ち出すものに分かれがち。
そこにMSIの「Claw 8 EX AI+ CG3EM」は、持ち運べるサイズ感を前提にしながら、かなり攻めたスペックを詰め込んできました。
外に持ち出す前提で、ここまで盛る意味
ポータブルゲーミングPCは、ただ小さいだけのPCではなく、デスクトップほど場所を取らず、ノートPCよりゲーム寄りで、携帯ゲーム機よりもWindowsらしい自由度がある。
その中間を狙う存在として見ると、MSIの新モデルはかなり分かりやすい立ち位置にあります。
今回の「Claw 8 EX AI+ CG3EM」は、PCゲームを遊ぶための機能を中心に置きながら、Windows 11 Homeを入れたまま、仕事や制作にも使える方向へ振ってきています。
家のデスクで使う本命機というより、リビング、寝室、出張先といった、いつもの場所ではない場所に、同じ環境を持ち歩く感覚に近い一台に仕上がっていそう。
仕様だけ見ても、かなり欲張り
中身はかなり強め。
インテル Arc G3 Extremeの14コア14スレッドCPU、インテル Arc B390、メモリ32GB、1TB SSDという構成で、画面は8型のWUXGA、120Hz表示に対応。
さらに、AIアップスケーリングとマルチフレーム生成の「XeSS 3」、コントローラー操作向けの「Xbox Mode」も備え、接続面も、持ち運び機としてはかなり充実しています。
Thunderbolt 4 Type-Cを2基備え、外部ディスプレイやドッキングステーション、ストレージにもつなげる設計で、Wi-Fi 7やBluetooth 6.0、RGBバックライト付きスティック、ABXYボタン、背面マクロボタンまで入っていて、見た目以上に「ゲーム機らしい」作りになってます。
どこで効いてくるか?
この手の端末が面白いのは、スペック表よりも使う場面。
たとえば、家族がテレビを使っていて自分の大きなPC席が空かないときでも、手元の端末でゲームを続けることができますし、出張や帰省の移動中に、ノートPCでは少し中途半端に感じる作業や遊びを、そのまま持ち出す発想にもつながります。
一方で、まだ見えない部分も多く、いまのところ価格はオープン価格で、実売の目安は出ていませんが、同社直販Webストア販売価格は28万9800円(税込み)となっています。
重量やサイズ、バッテリーの持ち、冷却の傾向も未公表なので、「持ち歩ける」という言葉の実感がどこまで感じることができるのかは、続報待ちの部分が残ります。
とはいえ、数字だけを見る限り、単なる携帯端末ではなく、外でも本気でPCを使いたい人向けの“濃い選択肢”になりそう。
