6.3インチの画面を、同じ形のまま5.4インチに縮めると、面積は約73%になります。
ところが、5.4インチの外側画面を持つiPhone Duoは、Appleは6.3インチのiPhone 18 Proの画面領域の約90%を確保したと説明しています。
同じ形で縮める場合より、ずいぶん広さが残っているわけですが、この差は、どこから生まれるのでしょうね?
同じ形で縮めると、縦も横も短くなる
画面サイズのインチ数は、対角線の長さを表していて、縦横比を変えずに6.3インチから5.4インチへ縮小すると、その割合は「5.4÷6.3」で約86%。
縦と横も、それぞれ元の約86%になります。
面積は縦と横を掛けて求めるので、計算は次のようになります。
(5.4÷6.3)×(5.4÷6.3)=約73%
対角線の長さが約86%になったからといって、面積は約86%になるわけではなく、縦と横の両方が縮むため、面積の減り方はもっと大きくなるんです。
実は、Duoの画面は横幅が広くなっている
Duoの外側画面は、18 Proの画面をそのまま小さくした形ではなく、実は、縦の長さが短くなる一方、横幅は18 Proより広くなっているんです。
見た目的にはちょっと太っちょでしょ?
画面の解像度は、Duoが短辺1,398×長辺2,034ピクセル、18 Proが短辺1,206×長辺2,622ピクセル。
どちらも画素密度は460ppiなので、それぞれのピクセル数を460で割れば、各辺の長さをインチに換算することができます。
| 画面の辺 | Duoの外側画面 | iPhone 18 Pro |
|---|---|---|
| 横幅に当たる短辺 | 約3.04インチ | 約2.62インチ |
| 縦の長さに当たる長辺 | 約4.42インチ | 約5.70インチ |
「5.4インチ」という小さい数字にも関わらず、より広い横幅を持っていて、インチ数だけで見てしまうとえらく小さくなったような感じがちなのですが、実面積はそんなに小さくなっていない。
18 Proは細長く、Duoは縦横の差が小さい形をしていて、長辺が短くなった分だけ面積を失うのではなく、広がった短辺がその一部を補っているんですね。
縦が約78%、横が約116%なら、面積は約90%
18 Proを基準にすると、Duoの長辺は約77.57%、短辺は約115.92%で、面積の比率は、この2つを掛け合わせれば求めることができます。
縦の比率×横の比率=面積の比率
概数で見ると、約78%×約116%で約90%。仕様の数値を途中で丸めずに計算すると、約89.92%になります。
最初の約73%という計算では、縦も横も同じ割合で縮められるのですが、Duoでは横幅が増えるため、縦方向の縮小が面積に及ぼす影響を和らげています。
この約89.92%は、画面を長方形として扱った換算値で、角の丸みなどを差し引いた厳密な実表示面積ではありませんが、Appleの約90%という説明に近い値を、画面の寸法から確認することができますね。
では、横に広い形が面積を確保しやすいのはなぜでしょう?
長方形は、同じ対角線の長さでも、細長い形と正方形に近い形で面積が変わります。対角線を一定に保った場合、縦横の差が小さいほど面積は大きくなり、正方形で最大になります。
Duoの外側画面は正方形ではありませんが、長辺は短辺の約1.455倍。18 Proの約2.174倍より、縦横の差が小さい形です。
5.4インチという短い対角線でも広さが確保されているのには、この形の違いがあるんです。
