洗剤メーカーの花王が作ったホラーゲーム。
そう聞くと、少し意外に感じる人も多いのではないでしょうか?
花王が送り出してきたホラーゲーム「しずかなおそうじ」は、Steam版で実況動画や広告賞をきっかけに話題になった作品で、本日2026年7月23日から、なんとNintendo Switchでも遊べるようになるんですよ。
Switch版では「こわさひかえめモード」が加わっていて、家族団欒のビングでもプレイしやすい一本へと姿を広げています。
ホラーゲームなのに、掃除が主役という不思議な組み合わせ
「しずかなおそうじ」は、3D探索型ホラーアクションと清掃シミュレーションを組み合わせたゲームで、プレイヤーは掃除を進めながら家の謎を解き明かしていき、清掃の達成度や行動によって結末が変化するマルチエンド方式が採用されています。
Nintendo Switch版は2026年7月23日より配信が開始され、価格は税込200円。
Nintendo eShopからダウンロードすることができ、コントローラーを傾けて掃除道具を動かせるジャイロ操作にも対応しているので、Switchならではの遊び方が加わわっているんです。
さらに新たに搭載される「こわさひかえめモード」では、主人公が夏休みに祖母の家を掃除する物語へ変更されていて、通常モードのホラー要素とは異なる設定になっているようで、怖さが苦手な人でも入り口として選びやすい構成になっているのだとか。
ただし、実際にどの程度ホラー演出が抑えられているかは詳しく公表されていませんので、本当にホラーがダメな人は、これから出てくるゲーム評価を待った方がいいかも。
洗剤メーカーの企画が、ゲームとして評価された理由
この作品が面白いのは、単に「掃除」を題材にしたことだけではなく、ゲーム内には花王の住居用洗剤ブランド「マジックリン」や「クイックル」が実名で登場し、それぞれの機能もゲーム内で紹介されていること。
企業の商品を登場させるゲームというと販促色が強くなりそうなものですが、「しずかなおそうじ」はゲームそのものが評価されていることもあり、Steam版は公開から30日間で計画比7倍のダウンロードを記録していて、実況配信は3,200本以上に広がっています。
さらに、YouTube Works Awards Japan 2026でグランプリ、カンヌライオンズ2026「Entertainment Lions for Gaming」部門でブロンズライオンを受賞しているほどの傑作でもあるんです。
「ホラー」「掃除」「実在する洗剤」という一見かみ合わなそうな組み合わせが、広告企画ではなくエンターテインメントとして受け入れられたことが、Switch版発売につながった大きな背景といえそう。
リビングで遊ぶことで、ゲームの見え方も少し変わる
Steam版はゲーミングPCを持つ人が中心となるのですが、Switch版ではリビングのテレビで家族と遊ぶ場面も想像しやすくなりますよね。
夏休みは、子どもが家でゲームをする時間が増える一方、「少しは家の手伝いもしてほしい」と感じる家庭も少なくないでしょうし、掃除そのものがゲームの中心にある作品だからこそ、「ゲームの中ではこう掃除しているね」と現実の会話につながるきっかけになることもありそう。
もちろん、本作はホラーゲームでもあるので、全くダメな人向けには「こわさひかえめモード」が追加され、従来より幅広い遊び方を意識した展開になっています。
まぁ、Switchなので対象は子供中心になりますからね。
また素晴らしいのが、Switch版の売上収益は、子どもの教育支援などに取り組む団体へ寄付される予定になっています。
Steam版も無料公開期間が2027年8月末まで1年間延長されており、PCで試してみたい人はこちらも引き続き利用できますし、まだやっていない人は、試してもいいかも。
