なんと、これまでウェブサーバーの市場シェアでNo.1だった「Apache」が2位へと陥落し、代わって「Nginx」がトップに立ったのだそうですよ。
かつては、Apacheがほぼ独占だったところ、ここ最近はよくNginxを見かけるようになっていましたし、これシェア逆転もあり得るのでしょうかね?
なんでも2020年5月4日の時点で、ApacheとNginxはともにシェア33.8%で並んでいたのだそうですが、Nginxがさらに割合を増やし、シェアNo.1だったApacheを抜き去り、初のトップに立ったのだそうで、17日の時点ではNginxが33.9%、Apacheが33.5%となっており、じわじわと差が広がりつつあるようですよ。
さらに、3位には、Nginxから派生したCloudflareがかなりのスピードでシェアを伸ばしているのだそうで、Nginxが首位安泰と言えるものでもないのだそうで、今後はNginx系サーバの中でも争いが激化しそうなのだとか。
もともとNginxはロシアで開発されたWebサーバで、現在でもロシアが最大の市場となっていて、ロシアのWebサイトの79.1%がNginxを採用しているのだそうで、モスクワ市の.москваドメインの利用においては、なんと88.3%に到達しているのだとか。
中国、イラン、ギリシャ、フィンランド、ノルウェー、ニュージーランドでもNginxが第1のWebサーバとなっているのだそうで、Apacheが優勢なのは、日本、アメリカ、西ヨーロッパ、アフリカ、インドなのだそうですよ。
Webサーバーの種類
Webサーバーについては、主にApache、Nginx、IISの3種類で全体のおよそ80%近くのシェアを占めていて、今回首位となったNginxは、Apacheと比較すると、同時に多数の処理が来た場合でも高負荷に耐えることができ、更に高速で処理を行えるといったメリットがあることから人気となっているのではないでしょうかね。
Cloudflareは、Nginx派生のサーバで、現在かなりのスピードでシェアを伸ばしているのだそうで、実はNginxからCloudflare ServerやLiteSpeedへのシェア流出も続いているのだそうですよ。