2026年7月の開始予定から延期へ
携帯電話番号の枯渇に対応するため、新たに「060」から始まる番号の導入計画が進められていました。
当初、2026年7月からの提供開始が予定されていたのですが、通信各社は提供時期の延期を発表しました。
延期の理由については、各社ともに、システム対応に追加の時間が必要になったためと説明しています。
今回の発表は、提供自体の計画が中止されたわけではなく、準備のための期間が必要になったということですが、各キャリアごとの詳細な準備状況や社内事情についてはいまのところ明らかにされていません。
総務省の方針と現時点で分かっているスケジュール
今後の見通しについて総務省は、通信各社に対して「今年度末までに提供が順次開始されるよう促している」としています。
これを受け、通信各社も、準備ができ次第、改めて提供開始時期を発表する方針を示してはいるものの、現時点で具体的な新しい開始月や日付は発表されていません。
「今年度末まで」という方針は国が提供開始を促している目標の時期感であり、確定した開始日ではない点に注意が必要で、060番号を利用した際の料金やサービス上の優遇・不利といった具体的な利用条件も、現段階では示されていません。
過去、070番が追加されたときは、もっとすんなり移行していたようが気もしますが、どうやらこれは、もともと070がPHS用の番号であり、2013年当時は、携帯電話では090・080が使われていて、番号不足が見込まれていたことから、総務省がPHSで使っていた070番号のうち、空いている範囲を携帯電話にも使えるようにしたようです。
つまり、070は「新番号の追加」というより、既存の070番号帯の再配分に近い動きだったため、制度・周知・識別の課題はあったとはいえ、予定としては2013年4月に告知され、2013年11月に開始されており、表向きには延期感が少なかったようですね。
今回の「060」番は、もともと携帯電話番号として一般利用されていた番号ではなく、以前はFMCサービス向けに確保されていた番号帯だったようです。
なので、070は既存のモバイル番号体系の延長だったのに対し、060は新しい先頭番号として多くのシステムに反映が必要になる点であり、ここでシステム対応のレベルが一気に上がったのでしょうね。
